「ジープ」ブランドと聞いただけで、とりあえず購入の選択肢には絶対に入らないと考える人も多いでしょう。それくらいに「アクの強い」ブランドからわざわざ、フィアット版の「マツダCX5」のようなクルマを日本で発売してきました。今更ですが、CX5はというと、マツダが新たに開発したアクセラやアテンザで使われるシャシーを使って作ったSUVで、抜群の高速巡航能力を武器に世界中で成功を収めつつあります。
これだけ派手にアメリカでもCX5がヒットしていて、アメリカ誌の評価でも3万ドル以下で最高のSUVといった評価を受けているのですから、SUVの本家とも言える「ジープ」も黙っていられない!といったところでしょうが、やはり「イメージ」ってもんがあるでしょ!と思わずツッコミを入れたくなります。見た目は最近の日本車SUVの影響を受けている!どころか、その潮流のど真ん中に位置するようなデザインで、ほぼCX5かハリアーな出で立ちです。あの箱形のキャビンは一体どこへ行ったのか? ヘッドライトとグリルが主張しない「ジープ」なんて・・・。
子供の頃にはSUVのことをジープと呼んでいたくらいに、日本のクルマ文化にも密接に関わっていて、三菱、スズキ、スバル、日産がそれぞれに手掛けるオフロード車の「イディア」的なブランドが、まさか傍流の日本や欧州で流行りの「なんちゃってSUV」のデザインを完コピしてくるとは思いも寄りませんでした。それにしても車体の隅々から香ってくる「日本車臭」が強烈で、カーグラフィックではフロントデザインは日産ジュークをパクってると書いてありました(ぱっと見ではジュークには見えませんが)。
フィアット=クライスラーになってから開発が始まったクルマが、続々と登場してきています。個々に見てみるとなかなかの「ミクスチャー」ぶりを発揮していて、この手の多国籍な協業関係で生まれがちな「無国籍」とはちょっと違う味を感じます。この新型ジープ・チェロキーも、クラス屈指と言われるアルファロメオ・ジュリエッタの高性能シャシーを使って作られています。優秀なCセグシャシーから大ヒットSUVを作るという手法は、ホンダ(シビック→CR-V)、スバル(インプレッサ→フォレスター)、マツダ(アクセラ→CX5)、フォード(フォーカス→クーガ/エスケープ)と米国市場で躍進する一般ブランドでは常套手段になっていて、この流れに乗り遅れたことを自ら告白したVWは開発を急いでいるようです。
シビックやフォーカスに十分に対抗できるジュリエッタのシャシーは、早くもクライスラー系の複数のブランドで採用されていて、ダッジ・ダートとクライスラー200の2台のC/Dセグセダンが発表/発売されています。どちらも日本には未導入ですが、現行のアメリカ車の中で日本市場で最もウケそうなのがこの「ダート」と「200」なんじゃないかと思います。ジュリエッタよりも一回り大きいBMW3シリーズサイズのセダンになっています。
さて従来のジープファンからは、敬遠されてしまいそうな新型ジープ・チェロキーですが、果たしてハリアーやヴェゼルに興味津々の日本のユーザーのアンテナに引っ掛かるかどうかがポイントになりそうです。フィアット製の2.4L直4NAとクライスラー製の3.2LV6NAの2段グレードのエンジンは、アルファード/ヴェルファイアに飽きた層がそのままスライドしそうな設定ですし、価格もほぼ同じ水準になっています。トヨタの高級ミニバンの顧客を惹き付けるだけの内装装備、とくにインパネの造形はフィアットの得意とするところで、レクサスに肩を並べる水準と話題の新型ハリアーの内装にも全く負けていません。
ジープから連想される従来の大味な乗り味も見事に改められていて、車高が高く変速ショックによって起こるピッチングに弱いとされるSUVの構造を補うべく、ZFの協力でクライスラーが開発した「9速AT」が使われています。これは・・・アイシンAWが作りたがっている「9速ミッション」をトヨタが「需要がない!」と押しとどめているうちに、他に先を越されてしまいました。たしかにトヨタ(レクサス)のNVHは世界最高水準ではありますが、それに必死で追いすがろうとするBMWは日本向けATを全て「8速」にしています。それに対してレクサスRXの「6速AT」そして新型ハリアーの「7速CVT」は、作り込みという点において遅れをとっていると言わざるを得ません。さてエンジンのスペックを考えると価格面でもハリアーと同等に抑えられているジープ・チェロキーが日本でどれだけ売れるか?なかなか見ものですね。
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↓興味のある方は「カーグラフィック2014年6月号」をご覧ください。
カーメディアによって歪曲された「輸入車ブランド」のイメージに辟易しています。 若い世代にとっての輸入車とは!!!というブログです。 最近のお気に入りブランド BMW、シトロエン(DS)、ボルボ、ジープ・・・
2014年6月26日木曜日
2014年6月21日土曜日
直6のメルセデス と EVのBMW という従来のキャラ無視の展開・・・
欧州車=ダウンサイジングターボという「先入観」が日本の自動車評論家の頭の中にはあるようですが、それはあくまで「アジア市場向けのモデル」での話であって、欧州ではディーゼルが約半分ですからガソリンターボの割合なんてせいぜい30%程度でしかないです。中国と日本のユーザーはやたらとターボを喜ぶので、日本のVWなどほぼ全モデルがガソリンターボですけど、アメリカのゴルフは「GTI」と「R」以外はNAですし。
そもそも欧州ブランド自体が「ガソリンターボ」というキャラ設定を嫌っている節があるように見受けられます。VWがゴルフⅦを発売した直後くらいから、「これからはPHVの時代!」と宣言し始め、まだまだバッテリーが高くて、容量が低いですけどあと5年もすれば「価格は1/8になって容量は8倍」みたいなことを付け加えて、暗にユーザーに向けて「現行のトヨタやホンダのHVを買い急ぐ事はないですよ!」とでも言いたげなんですよね。
いままでは散々に「HVに興味は無い(将来はない)!」といった態度をとりつづけていたのに、なかなかの豹変ぶりにビックリです。バッテリーの価格の話もごもっともですけど、この話には裏があるみたいで、要するにトヨタとホンダが特許で雁字搦めにしていた技術がフリーになるのを待つ「遠謀」というのが真相のようです。VWグループだとこれまではアウディA6とポルシェパナメーラといった高級車にしか設定されないのは、それくらい利幅が大きいクルマじゃないと権利金が嵩んでしまって利益が出せないという「苦しい」台所事情があったようです。もっとも燃費の悪い高級車の方がHVにした時の省エネ効果は抜群に高いので、理にかなっているという見方もできます。
HV技術はあたかもトヨタやホンダが最先端で争っているというイメージがありますが、エンジンの出力とモーターの出力を合成して走らせれば良いだけで、それこそEVなんて操業間もないテスラや中国メーカーでも比較的に簡単に作れてしまうことを考えると、ネックなのは特許ということになります。それらが一斉に無効になったら、世界中のメーカーが一斉にほぼ全てのモデルにHVを設定し出すのではないかという気がします。
しかしそんな「よーいドン」を待っていては、先進イメージが台無しになると考えるBMWはさすがというべきか、先にEVで実績を作ってしまえ!とばかりにもの凄いプロモーションをかけて「i3」を拡販してきました。日本のクルマ雑誌は「BMWのEVだけに、走りも超一級品!」みたいな調子の良いことを書いていたりと相変わらずに理解力が低すぎることを露呈してます。こういうクルマこそ、頭のよく回る評論家に徹底的に掘り下げて分析してもらいたいものですが、出て来るのは売れっ子で「新しいモノ好き」「セルフイメージ番長」の河口まなぶ氏や竹岡圭氏といった面々。
「BMWが考えるサスティナビリティ」というのがなかなかツッコミどころが満載で、天然素材や廃材を探してきて使うのは結構ですが、そもそも1台のクルマを日本車みたいに20年でも走るように設計するのが本物の「サスティナビリティ」ってやつじゃないですか?そんなに「アピール」したいなら、すぐに摩耗してしまうブレーキパッドの素材から見直した方がいいんじゃ?なんてちょっと意地が悪い意見が浮かんでしまいます。BMWは「走り」のメーカーでいいんじゃないですか?もちろんこの「i3」に罪は無いですが、ブランド全体で考えれば、もしシフトレバーやサイドブレーキが無くなったら、BMWなんて魅力半減ですよ。まだ乗ったことないですけど、アンダーステアが日本の小型車並みに酷いという評判も・・・。もちろん「アンダー傾向」自体は安全性を担保する大事な要素ですが、「BMWらしい走り!」とは相容れない気が・・・。
そしてBMWのライバルであるメルセデスも、「イメチェン」に勤しんでいます。去年発売されたSクラスと今年発売するCクラスでいよいよ、ドイツ流の「質実剛健」な内装をキャンセルして、まるでマセラティか?レクサスか?というような洒脱な内装へと転換しました。やや高齢者セレブ・ユーザー向けだった「ショーファーカー」としてのメルセデスSクラスでしたが、新興国の若手実業家にも愛される「セクシー・ショーファー」へと、完全に方向性を変えているのが一目瞭然です。はっきり言って「チャラい」!固めの黒レザーが基本だったのに、気がつけばふかふかの「パールホワイト」で、バックレストには女の子が使ってそうな形の枕が・・・。
欧州車大好き!福野礼一郎氏も唖然としたようで、「気持ちいいから、まあいいか・・・」と見事に含蓄のある表現をされてましたね。サイドテーブルのグラグラ加減が完成度を根底から破壊する爆弾で、「こんなの付けるな!」といった欧州の立て付けクオリティ、日本の国鉄時代の新幹線を思い出すとか書いてあったっけ。やっぱこの人は面白い。Sクラスは「自走不能」な巨漢セレブの為のクルマに成り下がったため、次期Eクラスは一気にクオリティを上げて、全メルセデスの「オーナードライバー」が憧れる、プライベートセダンを目指すようです。これまでメルセデスが冷遇したため、BMWやアウディへと流出していったクルマ好きを再び味方につけて「メルセデス神話」を復活させるのが狙いみたいです。
レクサスにも負けない前後マルチリンクサス(もちろんエアサスあり)に、圧巻は直列6気筒の新開発エンジン。環境性能ばかりに気を取られて、V6が直4よりも噴けが悪くて、完全に行き詰まってしまった中で、HVの洗練度でリードするレクサスに勝つためには、直6を復活させるしかない!という判断のようです。しかしいきなりここまで極端なイメチェンをされたら、従来モデルのユーザーは立場が無くなってしまいますよね・・・。メルセデスにしてみれば、現行のEクラスは「ひと声100万!」の大判ぶるまいをしているのだから文句は言わせない!といったところかもしれませんが・・・。
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そもそも欧州ブランド自体が「ガソリンターボ」というキャラ設定を嫌っている節があるように見受けられます。VWがゴルフⅦを発売した直後くらいから、「これからはPHVの時代!」と宣言し始め、まだまだバッテリーが高くて、容量が低いですけどあと5年もすれば「価格は1/8になって容量は8倍」みたいなことを付け加えて、暗にユーザーに向けて「現行のトヨタやホンダのHVを買い急ぐ事はないですよ!」とでも言いたげなんですよね。
いままでは散々に「HVに興味は無い(将来はない)!」といった態度をとりつづけていたのに、なかなかの豹変ぶりにビックリです。バッテリーの価格の話もごもっともですけど、この話には裏があるみたいで、要するにトヨタとホンダが特許で雁字搦めにしていた技術がフリーになるのを待つ「遠謀」というのが真相のようです。VWグループだとこれまではアウディA6とポルシェパナメーラといった高級車にしか設定されないのは、それくらい利幅が大きいクルマじゃないと権利金が嵩んでしまって利益が出せないという「苦しい」台所事情があったようです。もっとも燃費の悪い高級車の方がHVにした時の省エネ効果は抜群に高いので、理にかなっているという見方もできます。
HV技術はあたかもトヨタやホンダが最先端で争っているというイメージがありますが、エンジンの出力とモーターの出力を合成して走らせれば良いだけで、それこそEVなんて操業間もないテスラや中国メーカーでも比較的に簡単に作れてしまうことを考えると、ネックなのは特許ということになります。それらが一斉に無効になったら、世界中のメーカーが一斉にほぼ全てのモデルにHVを設定し出すのではないかという気がします。
しかしそんな「よーいドン」を待っていては、先進イメージが台無しになると考えるBMWはさすがというべきか、先にEVで実績を作ってしまえ!とばかりにもの凄いプロモーションをかけて「i3」を拡販してきました。日本のクルマ雑誌は「BMWのEVだけに、走りも超一級品!」みたいな調子の良いことを書いていたりと相変わらずに理解力が低すぎることを露呈してます。こういうクルマこそ、頭のよく回る評論家に徹底的に掘り下げて分析してもらいたいものですが、出て来るのは売れっ子で「新しいモノ好き」「セルフイメージ番長」の河口まなぶ氏や竹岡圭氏といった面々。
「BMWが考えるサスティナビリティ」というのがなかなかツッコミどころが満載で、天然素材や廃材を探してきて使うのは結構ですが、そもそも1台のクルマを日本車みたいに20年でも走るように設計するのが本物の「サスティナビリティ」ってやつじゃないですか?そんなに「アピール」したいなら、すぐに摩耗してしまうブレーキパッドの素材から見直した方がいいんじゃ?なんてちょっと意地が悪い意見が浮かんでしまいます。BMWは「走り」のメーカーでいいんじゃないですか?もちろんこの「i3」に罪は無いですが、ブランド全体で考えれば、もしシフトレバーやサイドブレーキが無くなったら、BMWなんて魅力半減ですよ。まだ乗ったことないですけど、アンダーステアが日本の小型車並みに酷いという評判も・・・。もちろん「アンダー傾向」自体は安全性を担保する大事な要素ですが、「BMWらしい走り!」とは相容れない気が・・・。
そしてBMWのライバルであるメルセデスも、「イメチェン」に勤しんでいます。去年発売されたSクラスと今年発売するCクラスでいよいよ、ドイツ流の「質実剛健」な内装をキャンセルして、まるでマセラティか?レクサスか?というような洒脱な内装へと転換しました。やや高齢者セレブ・ユーザー向けだった「ショーファーカー」としてのメルセデスSクラスでしたが、新興国の若手実業家にも愛される「セクシー・ショーファー」へと、完全に方向性を変えているのが一目瞭然です。はっきり言って「チャラい」!固めの黒レザーが基本だったのに、気がつけばふかふかの「パールホワイト」で、バックレストには女の子が使ってそうな形の枕が・・・。
欧州車大好き!福野礼一郎氏も唖然としたようで、「気持ちいいから、まあいいか・・・」と見事に含蓄のある表現をされてましたね。サイドテーブルのグラグラ加減が完成度を根底から破壊する爆弾で、「こんなの付けるな!」といった欧州の立て付けクオリティ、日本の国鉄時代の新幹線を思い出すとか書いてあったっけ。やっぱこの人は面白い。Sクラスは「自走不能」な巨漢セレブの為のクルマに成り下がったため、次期Eクラスは一気にクオリティを上げて、全メルセデスの「オーナードライバー」が憧れる、プライベートセダンを目指すようです。これまでメルセデスが冷遇したため、BMWやアウディへと流出していったクルマ好きを再び味方につけて「メルセデス神話」を復活させるのが狙いみたいです。
レクサスにも負けない前後マルチリンクサス(もちろんエアサスあり)に、圧巻は直列6気筒の新開発エンジン。環境性能ばかりに気を取られて、V6が直4よりも噴けが悪くて、完全に行き詰まってしまった中で、HVの洗練度でリードするレクサスに勝つためには、直6を復活させるしかない!という判断のようです。しかしいきなりここまで極端なイメチェンをされたら、従来モデルのユーザーは立場が無くなってしまいますよね・・・。メルセデスにしてみれば、現行のEクラスは「ひと声100万!」の大判ぶるまいをしているのだから文句は言わせない!といったところかもしれませんが・・・。
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2014年6月1日日曜日
BMW3シリーズ・グランツゥーリスモ がいまのところは正解?
日本が誇る伝統のセダン・スカイラインがFMCにより車体が少し大きくなりました。日本で使いにくいというほどではないのですが、早くも「日本無視」といった批判が巻き起こるなど、人気モデルにかかるプレッシャーの大きさを改めて感じます。さらにトヨタのようなベースグレード向けの熟成された「直4HV」を持たない日産は、仕方なしに提携先のメルセデスから2Lターボの供給を受けたところ、ドイツ車(C、3、A4)では当たり前に使われていて表立って批判されることがなかったはずが、スカイラインが採用すると一斉にメディアから「日産は終わった」発言が・・・。なんだかまるで「いじめ」みたいな構造が見ていて痛々しいです。
スポーツカー以外のFR車が2Lターボを使うことに対しては、もちろん反対なんですが、日産だって「お金を稼ぎたい!」わけですから、その気持ちは解らなくはないです。日産からしてみれば、320iセダンと同じ金額で、燃費も出力も完全に上回ったスカイラインHVを出して、さらに300万円台という「お買い得」なターボモデルも出した訳ですから、喜ばれることはあっても批判されることはないだろうと考えていたはずです。実際このクラスのクルマを考えていた人々からすれば「日産万歳!」と拍手喝采しかないほどに素晴らしいと思うのですが・・・。
サイズに関しても新型スカイラインが最終的に下した判断は、批判どころかむしろ「理想的な水準」にあると思います。いまや「スモールカー」(Cセグ以下)のゴルフは、今では車幅1800mmに達している上にワゴンボディならば、全長を4600mmを超えるものもあります。ここまで下のクラスが大きくなると、3シリーズやCクラスのセダン/ワゴンは完全に「飲み込まれて」しまいます。なぜ200万円台の優秀な「スモールカー」があるのに、わざわざ500万円もする上に、狭く苦しい車内レイアウトのFR車(3やC)しかもを選ぶのは、なかなか「エキセントリック」な選択と言えます。乗り心地や静音性を比べても、基本的にはFFが設計上有利ですし、最近の「スモールカー」は特にレベルが高いので、モデルによってはCや3を完全に「下剋上」してしまっていると言ってもくらいです。
そういう現実を突きつけられたときに、「BMWは好きだ」「3シリーズの手頃感もいい」といった購入に前向きなユーザーは、BMWに対して新型スカイラインのような収まりの良い新型モデルを無意識の内に要求してしまいます。まあ端的に言うと、500万円以上も払うのだから、「ちゃんとしてくれ!」ということです。まずは「最低限の所有する喜び」として、クルマの存在感(オーラ)を持つ事でしょうか。ゴルフヴァリアントよりも200万円高い、あるいはカローラフィールダーよりも300万円高いだけの「付加価値」が3シリーツ・ツーリング(ワゴン)にあるのか? というのが見えてきません。もちろんゴルフもフィールダーもかなりコスパに優れたクルマであることは間違いないですが・・・。
BMW3シリーズ・セダン/ワゴンの最大の弱点は、まったく高級感が伴わない貧相なエクステリアです。まだ周囲も貧乏くさいスモールカーだらけだった時代には、いくらでも虚勢を張れたかもしれないですが、高級車がセダンの専売特許ではなくなり、ミニバンやSUVが代わって高級車として認知されるようになりました。ジューク、ヴェゼル、キャプチャーといった小型SUVの恰幅の良さと比べると、旧態依然なレクサスISやマークXってこんなにちっぽけだったっけ?と不思議な気分にさせられます。
スカイラインやティアナ、アテンザ、そしてレガシィもサイズが大きくなる予定です。やはりブランドの顔となる「モデル」が、街中において「その他多数」の中で埋もれてしまうのはブランドとして大問題だ!というまともな危機意識があるからこそ、検討に検討を重ねてサイズアップしているのであって、訳の解らないジャーナリストが「日本無視」と騒ぎ立てる必要なんてまったく無いように思います。
以前、島下泰久氏が2013年版の「間違いだらけのクルマ選び」でレクサスGSは「ベストサイズ」として最高レブベルの評価を与える一方で、発売直後の新型アテンザをGSと同じにも関わらず「大き過ぎる」と批判し、GSが「9」アテンザが「7」という評価を下していました。この不手際を当時ブログでボロクソに叩きました。そして2014年版を見るとお分かりですが、アテンザへの偏見的評価はなにもなかったかのように消え去り、GS「9」アテンザ「9」とこのシリーズでは異例とも言える「得点の書き直し」が行われました。
この業界を代表するシリーズで1度出された評価が大きく改められたという「事件」は、中型車のサイズにおける「パラダイムの転換」があった!と解釈できます。少なくとも島下泰久氏という自動車評論界の「プリンス」の脳内では全てが変わったはずです。アテンザやアコード、スカイライン、ティアナが「大き過ぎる」のではなく、3シリーズやCクラス、ISが「小さ過ぎる」のだと・・・。そして新たな事実として、3シリーズはセダンやワゴンは小さいですけど、「グランツーリズモ」という5ドアハッチバックのモデルは「大きい」に属します。
BMWはすでに「パラダイム転換」が起こることを読んでいたわけです。ということで、BMWを手頃な価格でラグジュアリーに乗りたいならば、「3シリーズ・グランツーリズモ」という選択が「現状では」ベストなようです。すでにBMWは第2弾を用意していて、それは「4シリーズグランクーペ」で、さらに「ワイド」&ローが強調され満足できるものになりそうです。この2台が「3シリーズ・グループ」で今後大きな意味を持っていくんじゃないかと思います。
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スポーツカー以外のFR車が2Lターボを使うことに対しては、もちろん反対なんですが、日産だって「お金を稼ぎたい!」わけですから、その気持ちは解らなくはないです。日産からしてみれば、320iセダンと同じ金額で、燃費も出力も完全に上回ったスカイラインHVを出して、さらに300万円台という「お買い得」なターボモデルも出した訳ですから、喜ばれることはあっても批判されることはないだろうと考えていたはずです。実際このクラスのクルマを考えていた人々からすれば「日産万歳!」と拍手喝采しかないほどに素晴らしいと思うのですが・・・。
サイズに関しても新型スカイラインが最終的に下した判断は、批判どころかむしろ「理想的な水準」にあると思います。いまや「スモールカー」(Cセグ以下)のゴルフは、今では車幅1800mmに達している上にワゴンボディならば、全長を4600mmを超えるものもあります。ここまで下のクラスが大きくなると、3シリーズやCクラスのセダン/ワゴンは完全に「飲み込まれて」しまいます。なぜ200万円台の優秀な「スモールカー」があるのに、わざわざ500万円もする上に、狭く苦しい車内レイアウトのFR車(3やC)しかもを選ぶのは、なかなか「エキセントリック」な選択と言えます。乗り心地や静音性を比べても、基本的にはFFが設計上有利ですし、最近の「スモールカー」は特にレベルが高いので、モデルによってはCや3を完全に「下剋上」してしまっていると言ってもくらいです。
そういう現実を突きつけられたときに、「BMWは好きだ」「3シリーズの手頃感もいい」といった購入に前向きなユーザーは、BMWに対して新型スカイラインのような収まりの良い新型モデルを無意識の内に要求してしまいます。まあ端的に言うと、500万円以上も払うのだから、「ちゃんとしてくれ!」ということです。まずは「最低限の所有する喜び」として、クルマの存在感(オーラ)を持つ事でしょうか。ゴルフヴァリアントよりも200万円高い、あるいはカローラフィールダーよりも300万円高いだけの「付加価値」が3シリーツ・ツーリング(ワゴン)にあるのか? というのが見えてきません。もちろんゴルフもフィールダーもかなりコスパに優れたクルマであることは間違いないですが・・・。
BMW3シリーズ・セダン/ワゴンの最大の弱点は、まったく高級感が伴わない貧相なエクステリアです。まだ周囲も貧乏くさいスモールカーだらけだった時代には、いくらでも虚勢を張れたかもしれないですが、高級車がセダンの専売特許ではなくなり、ミニバンやSUVが代わって高級車として認知されるようになりました。ジューク、ヴェゼル、キャプチャーといった小型SUVの恰幅の良さと比べると、旧態依然なレクサスISやマークXってこんなにちっぽけだったっけ?と不思議な気分にさせられます。
スカイラインやティアナ、アテンザ、そしてレガシィもサイズが大きくなる予定です。やはりブランドの顔となる「モデル」が、街中において「その他多数」の中で埋もれてしまうのはブランドとして大問題だ!というまともな危機意識があるからこそ、検討に検討を重ねてサイズアップしているのであって、訳の解らないジャーナリストが「日本無視」と騒ぎ立てる必要なんてまったく無いように思います。
以前、島下泰久氏が2013年版の「間違いだらけのクルマ選び」でレクサスGSは「ベストサイズ」として最高レブベルの評価を与える一方で、発売直後の新型アテンザをGSと同じにも関わらず「大き過ぎる」と批判し、GSが「9」アテンザが「7」という評価を下していました。この不手際を当時ブログでボロクソに叩きました。そして2014年版を見るとお分かりですが、アテンザへの偏見的評価はなにもなかったかのように消え去り、GS「9」アテンザ「9」とこのシリーズでは異例とも言える「得点の書き直し」が行われました。
この業界を代表するシリーズで1度出された評価が大きく改められたという「事件」は、中型車のサイズにおける「パラダイムの転換」があった!と解釈できます。少なくとも島下泰久氏という自動車評論界の「プリンス」の脳内では全てが変わったはずです。アテンザやアコード、スカイライン、ティアナが「大き過ぎる」のではなく、3シリーズやCクラス、ISが「小さ過ぎる」のだと・・・。そして新たな事実として、3シリーズはセダンやワゴンは小さいですけど、「グランツーリズモ」という5ドアハッチバックのモデルは「大きい」に属します。
BMWはすでに「パラダイム転換」が起こることを読んでいたわけです。ということで、BMWを手頃な価格でラグジュアリーに乗りたいならば、「3シリーズ・グランツーリズモ」という選択が「現状では」ベストなようです。すでにBMWは第2弾を用意していて、それは「4シリーズグランクーペ」で、さらに「ワイド」&ローが強調され満足できるものになりそうです。この2台が「3シリーズ・グループ」で今後大きな意味を持っていくんじゃないかと思います。
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ラベル:
003BMW(メーカー),
106ハッチバック(車種),
BMW3
2014年5月23日金曜日
ルノー は日産のお荷物ではない!
フランス資本が入っていることもあってか、日産車は欧州で次々と大ヒット車を生むようになりました。日本では日産の大ヒット車と言われてもあまりピンとこないので、なかなかイメージが湧かないですけども。親会社のルノーとの営業上の兼ね合いもあり、展開できる車種が限られている中でも、イギリス、フランス、ドイツ、ロシアなど主要市場で次々とトヨタを超える販売台数を記録している。さすがに参入してまだ日が浅いインフィニティはほぼ無視された状態だけれども、高給ブランドの多くが本拠を構える欧州ではレクサスもほとんど売れていないので、非欧州のプレミアムブランドが受け入れられるには相当な時間がかかるでしょう。ちなみにその中でトップを伺う勢いで伸びているのはテスラです!
欧州での日産ブランドはコンパクト・SUV・1BOXが主体で、ルノーと競合するセダン/ワゴンは一切ありません。Cセグも最近までは無かったのですが、さすがにお許しが出たようで、なんとアルメーラを改めて「パルサー」という名称で最近発売されました。1.6Lターボで190psというBMW120i(1.6Lターボ,170ps)やヒュンダイヴォロスター(1.6Lターボ, 186ps)に対抗意識メラメラの上位グレードが設定されていて、とりあえずエンジン出力はクラストップが「指定席」を自認する日産らしいです。デザインは案外でしたが・・・。
そんな日産を従えてから息を吹き返してきたルノーも欧州でその存在感を高めつつあります。昨年からクリオ(ルーテシア)とキャプチャーが立て続けに大ヒットを記録し、日本でもブランドの販売を倍以上に押し上げる活躍をみせているのですが、この2台以外のモデルもそれぞれに個性と性能を誇り、ルノー・ジャポンは今や鉄壁の少数精鋭ブランドに変わりつつあります。ブランドの「顔」といった立場のCセグ・メガーヌは、私の住んでる東京都の片田舎でもなかなかブログが面白いルノーのディーラーがありまして、その影響もあってか家の前を駆け抜けるメガーヌを時々見かけます。
メガーヌと言うと2Lターボ・265psでしばしば「FF最速」と言われるコーナーリング性能を併せ持つ「メガーヌ・ルノースポール」というグレードが浮かびますが、このクルマはベース車でもその洒脱なデザインが目を引く好デザインで、日独伊の高級車ぶって「自己矛盾」をきたしたCセグとは違った魅力を発揮しています。2LのNAで276万円ですから、値引き次第ではマツダ・アクセラの2Lとあまり変わらない水準ですし、ターボのメルセデスやボルボ、VWよりも断然に楽しめます。
ルノーにはほかにも2車種がラインナップされていて、その内の1台が「カングー」というオシャレな小型2BOXが売れ続けています。現在の日本の普通車市場では、若いファミリー層の圧倒的支持を受けて、唯一販売が右肩上がりという小型2BOXの中で、フリードやポルテでは満足できない人々に好まれているようです。価格もかなりお手軽で売れ筋の日本車と大きくは変わりません。ただし車幅は5ナンバー枠からは大きくはみ出した1830mmですが・・・。
もう1台は「コレオス」というSUVで、日本車でいうとトヨタ・ハリアーのような高級志向の中型SUVです。日産のエクストレイルよりもワンランク上の2.5LのNA(170ps)を積んで、さらに日産の「4WD技術」と「ボディ設計」を持ち込んでいて、フランス車の範疇に入らないような中身の濃いクルマになっています。まさかルノーのSUVがユーロNCAPの評価でBMW(X3)を完全に上回る結果を出しているなんて誰も想像していないと思いますが事実です。日産のキャッシュカイ(日本名デュアリス)が欧州で大ヒットしたのもユーロNCAPでの好成績が要因だったそうですが、その技術を使っているのだから当然と言えば当然の結果ですね。
エクストレイルの高性能版で、さらに内外装を高級化したクルマとはいえ本体価格385万円はちょっと高い印象もあります。ただルノーの新デザインに適合したフェイスリフトも行われていて、SUVのデザインとしてはメルセデス・アウディ・BMWよりも優れているので、性能面も合わせるとX3やQ5を買うくらいならルノーコレオスがオススメと言えるかもしれません。エクストレイルも大幅にリニューアルされて、完全にコレオスを弟分と言えるコンセプトになり、内装もコレオスに準じた高品質なものへと変わりました。こちらは2L(NA)のAWDモデルで233万円ですから、SUV全体でみたらエクストレイルがベストバイといえるかもしれません。
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「ルノー小平のブログ」
↓ルノー=日産のSUVはどれもレベルが高い!
欧州での日産ブランドはコンパクト・SUV・1BOXが主体で、ルノーと競合するセダン/ワゴンは一切ありません。Cセグも最近までは無かったのですが、さすがにお許しが出たようで、なんとアルメーラを改めて「パルサー」という名称で最近発売されました。1.6Lターボで190psというBMW120i(1.6Lターボ,170ps)やヒュンダイヴォロスター(1.6Lターボ, 186ps)に対抗意識メラメラの上位グレードが設定されていて、とりあえずエンジン出力はクラストップが「指定席」を自認する日産らしいです。デザインは案外でしたが・・・。
そんな日産を従えてから息を吹き返してきたルノーも欧州でその存在感を高めつつあります。昨年からクリオ(ルーテシア)とキャプチャーが立て続けに大ヒットを記録し、日本でもブランドの販売を倍以上に押し上げる活躍をみせているのですが、この2台以外のモデルもそれぞれに個性と性能を誇り、ルノー・ジャポンは今や鉄壁の少数精鋭ブランドに変わりつつあります。ブランドの「顔」といった立場のCセグ・メガーヌは、私の住んでる東京都の片田舎でもなかなかブログが面白いルノーのディーラーがありまして、その影響もあってか家の前を駆け抜けるメガーヌを時々見かけます。
メガーヌと言うと2Lターボ・265psでしばしば「FF最速」と言われるコーナーリング性能を併せ持つ「メガーヌ・ルノースポール」というグレードが浮かびますが、このクルマはベース車でもその洒脱なデザインが目を引く好デザインで、日独伊の高級車ぶって「自己矛盾」をきたしたCセグとは違った魅力を発揮しています。2LのNAで276万円ですから、値引き次第ではマツダ・アクセラの2Lとあまり変わらない水準ですし、ターボのメルセデスやボルボ、VWよりも断然に楽しめます。
ルノーにはほかにも2車種がラインナップされていて、その内の1台が「カングー」というオシャレな小型2BOXが売れ続けています。現在の日本の普通車市場では、若いファミリー層の圧倒的支持を受けて、唯一販売が右肩上がりという小型2BOXの中で、フリードやポルテでは満足できない人々に好まれているようです。価格もかなりお手軽で売れ筋の日本車と大きくは変わりません。ただし車幅は5ナンバー枠からは大きくはみ出した1830mmですが・・・。
もう1台は「コレオス」というSUVで、日本車でいうとトヨタ・ハリアーのような高級志向の中型SUVです。日産のエクストレイルよりもワンランク上の2.5LのNA(170ps)を積んで、さらに日産の「4WD技術」と「ボディ設計」を持ち込んでいて、フランス車の範疇に入らないような中身の濃いクルマになっています。まさかルノーのSUVがユーロNCAPの評価でBMW(X3)を完全に上回る結果を出しているなんて誰も想像していないと思いますが事実です。日産のキャッシュカイ(日本名デュアリス)が欧州で大ヒットしたのもユーロNCAPでの好成績が要因だったそうですが、その技術を使っているのだから当然と言えば当然の結果ですね。
エクストレイルの高性能版で、さらに内外装を高級化したクルマとはいえ本体価格385万円はちょっと高い印象もあります。ただルノーの新デザインに適合したフェイスリフトも行われていて、SUVのデザインとしてはメルセデス・アウディ・BMWよりも優れているので、性能面も合わせるとX3やQ5を買うくらいならルノーコレオスがオススメと言えるかもしれません。エクストレイルも大幅にリニューアルされて、完全にコレオスを弟分と言えるコンセプトになり、内装もコレオスに準じた高品質なものへと変わりました。こちらは2L(NA)のAWDモデルで233万円ですから、SUV全体でみたらエクストレイルがベストバイといえるかもしれません。
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2014年4月18日金曜日
ボルボ S60/XC60 T5搭載の新型エンジン
北欧ブランドの「雄」ボルボは、新興国マネーの流入により再びグローバルでの展開を意図した意欲的な開発を行っている様子は素直に嬉しい限りです。日本のファンの間ではこの新生ボルボの今後を危ぶむ声も聞こえましたが、やはりクルマを愛する気持ちは世界共通というべきかボルボの魅力が損なわれることなく、経営自体も軌道に乗りつつあるようです。
当初から開発資源が極めて限られているという状況から、1.6Lターボに一本化するPSAのような合理化路線が予想されていましたが、そんなナメた見方を一蹴するかのように、ここに来て新開発の2Lターボ「Drive-E」を登場させました。主力セダンのS60は日本では1.6L直4ターボの「T4」と3.0L直6ターボの「T6」が導入されていましたが、欧州では展開されている2L直4ターボの「T5」が輸入されませんでした。これにはおそらく「大人の事情」があるのでしょう。
従来の「T5」で使われていた2L直4ターボは、ボア×ストロークが「87.5×83.1」の希少なショートストローク・・・これはまさしくマツダの「MZRエンジン」で現行ロードスターに積まれているものと同じです。つまりマツダとのライセンスの関係で日本に導入できなかったのでは無いかと想像できます。そしてXC60T5もこの「マツダエンジン」だったのですがはSUVならアテンザ(GH系2L)と被らないからOKだったのか? それにしても日本のライターはXC60T5の従来のエンジンに言及するときも決して「マツダ」とは言いません(これも大人の事情か?)。
新開発された「T5」用エンジンはボア×ストロークが「82.0×93.1」とロングストローク化されました。最近の欧州エンジンのトレンドなのでこれは予想の範囲内。現在使われているBMWやメルセデスとほぼ同じサイズになっています。ロングストローク化の効果は一般には低回転トルクを増やす効果がありますが、ストロークが長くなることで回転数の上限が抑えられてしまうという難点もあります。そして欧州メーカーは近年では2L以下に関しては「ロング」で、3L以上に関しては「ショート」を採用するという仕分けがされています。
BMWやメルセデスを見ると「ただ走るだけ」のモデルは「ロング」への切り替えが進み、一方で「スポーティな走り」を追求するモデルには積極的に「ショート」を使っています。この両極端の特性を使ってグレードの味わいを徹底的に差別化しています。BMWだったら1.6L/2Lはロングで、3Lはショート。メルセデスなら1.6L/2Lはロングで、3.5Lはショートといった具合です。そしてボルボの場合は・・・この新型の2Lがロング、そして3L直6も全く同じボアストロークなのでロングになります。官能的需要がまだまだ高いドイツプレミアムに対して、そういう需要が計算できないボルボの実用性一本槍の設定。これが自動車メーカーに突きつけられている現実なのだと思います。
マツダやフォードの本拠地で商売せざるを得ない新生ボルボにとって、エンジンのライセンスの制約でフルラインナップの投入ができなかったわけですが、やっと待望の自社ブランドエンジンを手にしました。フォード「エコブースト」、マツダ「スカイアクティブ」と同様にボルボ「Drive-E」と銘打った"セルフブランディング"の新型エンジンはトヨタ系の部品メーカー「デンソー」の全面バックアップを受けて、環境性能を重視した出来映えなのだとか。
トヨタとの接近により、今後はトヨタ陣営の尖兵として、メルセデス=日産陣営に対抗する勢力として日本や北米で勢力を伸ばすかもしれません。特に2Lターボに新技術を入れて怪気炎を挙げるメルセデスに対し、トヨタが牽制の意味を込めてボルボの新型エンジン開発を裏で支援してそうな気配も・・・。レクサス本隊にスポーティなBMWとスバル、そして環境&安全志向でジェントルなボルボを配するという布陣。新型Cクラスと新型スカイラインの2枚看板を完全包囲して勢いを封じることができるのか? ボルボの今後はまだまだいろいろな展開がありそうですね。
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当初から開発資源が極めて限られているという状況から、1.6Lターボに一本化するPSAのような合理化路線が予想されていましたが、そんなナメた見方を一蹴するかのように、ここに来て新開発の2Lターボ「Drive-E」を登場させました。主力セダンのS60は日本では1.6L直4ターボの「T4」と3.0L直6ターボの「T6」が導入されていましたが、欧州では展開されている2L直4ターボの「T5」が輸入されませんでした。これにはおそらく「大人の事情」があるのでしょう。
従来の「T5」で使われていた2L直4ターボは、ボア×ストロークが「87.5×83.1」の希少なショートストローク・・・これはまさしくマツダの「MZRエンジン」で現行ロードスターに積まれているものと同じです。つまりマツダとのライセンスの関係で日本に導入できなかったのでは無いかと想像できます。そしてXC60T5もこの「マツダエンジン」だったのですがはSUVならアテンザ(GH系2L)と被らないからOKだったのか? それにしても日本のライターはXC60T5の従来のエンジンに言及するときも決して「マツダ」とは言いません(これも大人の事情か?)。
新開発された「T5」用エンジンはボア×ストロークが「82.0×93.1」とロングストローク化されました。最近の欧州エンジンのトレンドなのでこれは予想の範囲内。現在使われているBMWやメルセデスとほぼ同じサイズになっています。ロングストローク化の効果は一般には低回転トルクを増やす効果がありますが、ストロークが長くなることで回転数の上限が抑えられてしまうという難点もあります。そして欧州メーカーは近年では2L以下に関しては「ロング」で、3L以上に関しては「ショート」を採用するという仕分けがされています。
BMWやメルセデスを見ると「ただ走るだけ」のモデルは「ロング」への切り替えが進み、一方で「スポーティな走り」を追求するモデルには積極的に「ショート」を使っています。この両極端の特性を使ってグレードの味わいを徹底的に差別化しています。BMWだったら1.6L/2Lはロングで、3Lはショート。メルセデスなら1.6L/2Lはロングで、3.5Lはショートといった具合です。そしてボルボの場合は・・・この新型の2Lがロング、そして3L直6も全く同じボアストロークなのでロングになります。官能的需要がまだまだ高いドイツプレミアムに対して、そういう需要が計算できないボルボの実用性一本槍の設定。これが自動車メーカーに突きつけられている現実なのだと思います。
マツダやフォードの本拠地で商売せざるを得ない新生ボルボにとって、エンジンのライセンスの制約でフルラインナップの投入ができなかったわけですが、やっと待望の自社ブランドエンジンを手にしました。フォード「エコブースト」、マツダ「スカイアクティブ」と同様にボルボ「Drive-E」と銘打った"セルフブランディング"の新型エンジンはトヨタ系の部品メーカー「デンソー」の全面バックアップを受けて、環境性能を重視した出来映えなのだとか。
トヨタとの接近により、今後はトヨタ陣営の尖兵として、メルセデス=日産陣営に対抗する勢力として日本や北米で勢力を伸ばすかもしれません。特に2Lターボに新技術を入れて怪気炎を挙げるメルセデスに対し、トヨタが牽制の意味を込めてボルボの新型エンジン開発を裏で支援してそうな気配も・・・。レクサス本隊にスポーティなBMWとスバル、そして環境&安全志向でジェントルなボルボを配するという布陣。新型Cクラスと新型スカイラインの2枚看板を完全包囲して勢いを封じることができるのか? ボルボの今後はまだまだいろいろな展開がありそうですね。
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2014年4月11日金曜日
プジョー「エグザルト」 "クーペ3兄弟"を引き継ぐ超絶コンセプトカー発表
プジョーには「クーペ407」という悲しい星のもとに生まれたモデルがありました。このクルマに限らず2000年代の後半に登場した「ちょっと贅沢」なモデルは大体同じような運命を辿ったようですけど・・・。「セダン冬に時代」とか言われた中で自動車メーカーがアイディアを搾り出して、中には優れたデザインのものも含まれていました。その中でもトップクラスに輝いていたのが、この「クーペ407」だった!と断言できます。
あまりクルマに興味を持てなかった30歳手前くらいの私を無理矢理クルマの世界に引っぱり込んだのがこのクルマでしたから。当時話題になっていたハイブリッドカーは2台目プリウスを筆頭にどのモデルもとても酷いリアデザインをしていました。その一方でこの「クーペ407」は完全にリアで主張するデザイン!これには頭をガツンとやられた気分でしたね「カッコイイ!」。それから夢中になって調べ、横浜の方にプジョー車を専門に扱う中古ショップがあることを知り真剣に購入を検討しました。
やがて日本車の中にこのクルマのデザインの影響を強く受けていると思われるものを発見しました。しかもどちらも日本車を代表するスポーツセダン(クーペ)でした。やがて「プジョー・クーペ407」「日産CV36スカイラインクーペ」「マツダGHアテンザセダン」の"クーペ3兄弟"(アテンザは4ドアクーペ調なので)に購入候補を絞り込みました。ここから先の話は何度も別のブログでしているので割愛しますが、やはり今でもこの3台は私の中では別格の輝きを持っています。当時はリアデザインがお粗末なB◯W3(E90,F30)やメ◯セ◯スC(W214)がイモっぽく見えて仕方ありませんでした・・・今も同じ考えですけど(失礼しました)。
そりゃもちろん「BMW6(E63が至高)」や「マセラティグラントゥーリズモ」のリアが良いのはよく分ってますし、もちろん憧れます。しかし"クーペ3兄弟"は300~400万円のクルマで見事にこの"至高の2台"に匹敵する、あの「時間が止まった」ような「フワぁ」としたリアデザインを実現しています。この"官能の極致"のような世界観の前では、レ◯サスなんてブサイク丸出しの「勘違いブランド」でしかなかったです。今は少しはまともになりましたけど(上から目線でごめんなさい)。
その後の"クーペ3兄弟"ですが、「クーペ407」がPSAの経営危機で2011年頃に姿を消し、一応リアは後継の508セダンに受け継がれました。「GHアテンザ」もマツダの経営改革の中で早めにFMCとなり、残念ながらリアは新型(GJ)ではレ◯サスそっくりの不粋なものに変わりました。そして最後まで生き延びた「CV36スカクー」も今年FMCを迎えて消滅します。後継クーペのデザインはまだ公開されていませんが、日産によると相当にド派手なものになるようです。
さてそんな「終焉の時」を迎えつつある"クーペ3兄弟"ですが、いよいよ元々の首謀者であるプジョーが、新たなコンセプトに基づいた、あらゆる意味で「ぶっとんでいる」クルマを発表しました。実は2月頃にカーメディアを騒がせた「プジョー408GT」いう4ドアクーペも発売を控えているようですが、こちらにはデザイン面で正直言ってがっかりさせられました。メルセデスの4ドアクーペ(CLS, CLA)のボディライン、つまりこの世で一番センスが無い3BOXカーのスタイルを踏襲するデザインは「酷い」の一言。ダサさ全開のあのリアは絶対にオカシイ!
その一方で昨日4月10日に公開された新しい4ドアクーペ「エグザルト」には、508セダンから引き継いだ"クーペ3兄弟"調のリアデザインが甦っていました!やはりプジョーはクオリティカー市場を諦めていなかった!中国向けの安価なターボエンジンを配した「408GT」はメルセデスCLAを完全にベンチマークしていて、デザインもほぼコピー(この方法が中国では一番手っ取り早く売れるらしい)。一方で欧州(日本も?)向けの「エグザルト」は何とハイブリッド!そしてデザインもプジョー独自の「魂」の籠った力作!
この「エグザルト」は、10年ほど前に「クーペ407」がライバル車を完全に置き去りにしたのと同じくらいの強烈なインパクトがあります。これは再び何かが始まる予感が・・・!いやもう何もかもが動き出しているのかも知れません。日産の予告どおりに「CV37スカイラインクーペ」がアバンギャドなデザインが発表され、マツダがサプライズで「SHINARI」そのままの「アテンザクーペ」を出すなんてことが起こるのか?
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「プジョー・エグザルトの動画」
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あまりクルマに興味を持てなかった30歳手前くらいの私を無理矢理クルマの世界に引っぱり込んだのがこのクルマでしたから。当時話題になっていたハイブリッドカーは2台目プリウスを筆頭にどのモデルもとても酷いリアデザインをしていました。その一方でこの「クーペ407」は完全にリアで主張するデザイン!これには頭をガツンとやられた気分でしたね「カッコイイ!」。それから夢中になって調べ、横浜の方にプジョー車を専門に扱う中古ショップがあることを知り真剣に購入を検討しました。
やがて日本車の中にこのクルマのデザインの影響を強く受けていると思われるものを発見しました。しかもどちらも日本車を代表するスポーツセダン(クーペ)でした。やがて「プジョー・クーペ407」「日産CV36スカイラインクーペ」「マツダGHアテンザセダン」の"クーペ3兄弟"(アテンザは4ドアクーペ調なので)に購入候補を絞り込みました。ここから先の話は何度も別のブログでしているので割愛しますが、やはり今でもこの3台は私の中では別格の輝きを持っています。当時はリアデザインがお粗末なB◯W3(E90,F30)やメ◯セ◯スC(W214)がイモっぽく見えて仕方ありませんでした・・・今も同じ考えですけど(失礼しました)。
そりゃもちろん「BMW6(E63が至高)」や「マセラティグラントゥーリズモ」のリアが良いのはよく分ってますし、もちろん憧れます。しかし"クーペ3兄弟"は300~400万円のクルマで見事にこの"至高の2台"に匹敵する、あの「時間が止まった」ような「フワぁ」としたリアデザインを実現しています。この"官能の極致"のような世界観の前では、レ◯サスなんてブサイク丸出しの「勘違いブランド」でしかなかったです。今は少しはまともになりましたけど(上から目線でごめんなさい)。
その後の"クーペ3兄弟"ですが、「クーペ407」がPSAの経営危機で2011年頃に姿を消し、一応リアは後継の508セダンに受け継がれました。「GHアテンザ」もマツダの経営改革の中で早めにFMCとなり、残念ながらリアは新型(GJ)ではレ◯サスそっくりの不粋なものに変わりました。そして最後まで生き延びた「CV36スカクー」も今年FMCを迎えて消滅します。後継クーペのデザインはまだ公開されていませんが、日産によると相当にド派手なものになるようです。
さてそんな「終焉の時」を迎えつつある"クーペ3兄弟"ですが、いよいよ元々の首謀者であるプジョーが、新たなコンセプトに基づいた、あらゆる意味で「ぶっとんでいる」クルマを発表しました。実は2月頃にカーメディアを騒がせた「プジョー408GT」いう4ドアクーペも発売を控えているようですが、こちらにはデザイン面で正直言ってがっかりさせられました。メルセデスの4ドアクーペ(CLS, CLA)のボディライン、つまりこの世で一番センスが無い3BOXカーのスタイルを踏襲するデザインは「酷い」の一言。ダサさ全開のあのリアは絶対にオカシイ!
その一方で昨日4月10日に公開された新しい4ドアクーペ「エグザルト」には、508セダンから引き継いだ"クーペ3兄弟"調のリアデザインが甦っていました!やはりプジョーはクオリティカー市場を諦めていなかった!中国向けの安価なターボエンジンを配した「408GT」はメルセデスCLAを完全にベンチマークしていて、デザインもほぼコピー(この方法が中国では一番手っ取り早く売れるらしい)。一方で欧州(日本も?)向けの「エグザルト」は何とハイブリッド!そしてデザインもプジョー独自の「魂」の籠った力作!
この「エグザルト」は、10年ほど前に「クーペ407」がライバル車を完全に置き去りにしたのと同じくらいの強烈なインパクトがあります。これは再び何かが始まる予感が・・・!いやもう何もかもが動き出しているのかも知れません。日産の予告どおりに「CV37スカイラインクーペ」がアバンギャドなデザインが発表され、マツダがサプライズで「SHINARI」そのままの「アテンザクーペ」を出すなんてことが起こるのか?
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2014年3月26日水曜日
2014年もメルセデス旋風が日本を吹き荒れる?
2014年はどうやら消費税増税の影響で新車販売が前年比で15%も減る見通しだそうです。ガソリンは消費税増税分にちゃっかりと「温暖化対策税」まで上乗せで値上げになって、高速道路も割引が大幅に減り、新たにクルマを持ちたいという気分にもなりにくいです。現状では日本の約90%は「火力発電」なのだから「温暖化対策」を謳うなら電気を使う「行為」にも平等に課税するべきだと思うのですが・・・。
それはさておき、今や税が安いからクルマが売れるという時代でもなく、多くの個人ユーザーは満足できるクルマが出てくれさえすれば、喜んで買うという人もまだまだ多いと思います。15%と聞くと大きな数字に感じますが、大きくマイナスになるのはおそらく商用車需要であって、もしかしたら打撃を受ける国内ブランドを尻目に、輸入車ブランドはさらに伸びるかもしれません。
昨年(2013年)に大きく躍進したのが名門メルセデスです。「マツダやスバルは知らなくてもベンツなら知っている」それがバブル期以降の日本なわけですが、そんなメルセデスも数年前からフェードアウト気味でした。それを大きく変えたのが新型Aクラスで、これがびっくりするぐらいに安い!メルセデスということを考えると、ミラ・イース(74万円)やアルト(80万円)くらいのインパクトがあります。しかも新型Aクラスはファーストカーとして所有してもまったく可笑しくないレベルです。
しかしどうやらメルセデスは新型のAクラスやCLAクラスの塩梅を見に来た一見さんに、CクラスやEクラスを「超絶値引き」で売りまくったらしいです。その結果として2013年の大幅躍進につながった模様です。Aクラスにあれこれオプションをごっそり付ければあっと言う間に400万円オーバー。それでもレクサスCTよりもお買い得!さらに「Aクラスに400万円か・・・」と躊躇する客には、「実は・・・」と特別オファーが!
さて今年のメルセデスの戦略は・・・。点検に訪れる去年買ったばかりのユーザーに、これ見よがしに新型Cクラスを見せる!どうやら乗り心地も抜群の様子だし・・・、内装はわざわざ先行して見せるほどの気合が入っているので、何も言わずに次々に買い換えが発生しそうな予感が。ここですかさず悪魔のささやき!「Aクラスは2年後だと相当に下取りが苦しくなります・・・」みたいな。そんなこと言われなくても、同じプレミアムHBのBMW116iがまだまだ新車保証が付いて3万キロ未満なのに100万円を切る価格で中古車屋にならんでいるくらいですから・・・。まともな人ならAクラスが同じ運命を辿ることも想定済み。
そんなこんなでCクラスの底辺グレード「C180」を買わせる。しかしこれがA180と同じエンジンで122psの中型車には向かない低出力バージョン。それでも「ターボですから低速トルクがなんたらで・・・」みたいな説明をのらりくらりして売りつけるのだろう。そしてお金を持っていそうなお客には、さらに翌年のW213Eクラスを「直6」ですよ!ってまた違うテンションで売りつけるんだろうな・・・。まさに「手を換え品を換え」の見事な戦略! それでも少なくとも価格や性能にメリハリを付けて売る事に関しては評価できます。400万円で新車のEクラスってそんなに悪い話じゃないですし・・・。レクサスや日産もメルセデスぐらい選べるブランドになればもっと面白いと思いますね。
「新型Cクラス(W205)試乗動画」へのリンク
↓専門誌は一般誌と違って無責任に「持ち上げたり」しないところがいいですね。
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それはさておき、今や税が安いからクルマが売れるという時代でもなく、多くの個人ユーザーは満足できるクルマが出てくれさえすれば、喜んで買うという人もまだまだ多いと思います。15%と聞くと大きな数字に感じますが、大きくマイナスになるのはおそらく商用車需要であって、もしかしたら打撃を受ける国内ブランドを尻目に、輸入車ブランドはさらに伸びるかもしれません。
昨年(2013年)に大きく躍進したのが名門メルセデスです。「マツダやスバルは知らなくてもベンツなら知っている」それがバブル期以降の日本なわけですが、そんなメルセデスも数年前からフェードアウト気味でした。それを大きく変えたのが新型Aクラスで、これがびっくりするぐらいに安い!メルセデスということを考えると、ミラ・イース(74万円)やアルト(80万円)くらいのインパクトがあります。しかも新型Aクラスはファーストカーとして所有してもまったく可笑しくないレベルです。
しかしどうやらメルセデスは新型のAクラスやCLAクラスの塩梅を見に来た一見さんに、CクラスやEクラスを「超絶値引き」で売りまくったらしいです。その結果として2013年の大幅躍進につながった模様です。Aクラスにあれこれオプションをごっそり付ければあっと言う間に400万円オーバー。それでもレクサスCTよりもお買い得!さらに「Aクラスに400万円か・・・」と躊躇する客には、「実は・・・」と特別オファーが!
さて今年のメルセデスの戦略は・・・。点検に訪れる去年買ったばかりのユーザーに、これ見よがしに新型Cクラスを見せる!どうやら乗り心地も抜群の様子だし・・・、内装はわざわざ先行して見せるほどの気合が入っているので、何も言わずに次々に買い換えが発生しそうな予感が。ここですかさず悪魔のささやき!「Aクラスは2年後だと相当に下取りが苦しくなります・・・」みたいな。そんなこと言われなくても、同じプレミアムHBのBMW116iがまだまだ新車保証が付いて3万キロ未満なのに100万円を切る価格で中古車屋にならんでいるくらいですから・・・。まともな人ならAクラスが同じ運命を辿ることも想定済み。
そんなこんなでCクラスの底辺グレード「C180」を買わせる。しかしこれがA180と同じエンジンで122psの中型車には向かない低出力バージョン。それでも「ターボですから低速トルクがなんたらで・・・」みたいな説明をのらりくらりして売りつけるのだろう。そしてお金を持っていそうなお客には、さらに翌年のW213Eクラスを「直6」ですよ!ってまた違うテンションで売りつけるんだろうな・・・。まさに「手を換え品を換え」の見事な戦略! それでも少なくとも価格や性能にメリハリを付けて売る事に関しては評価できます。400万円で新車のEクラスってそんなに悪い話じゃないですし・・・。レクサスや日産もメルセデスぐらい選べるブランドになればもっと面白いと思いますね。
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