1台3000万円前後ですから月に1台売れれば、年商3億ですから1つの営業拠点が生きていくのに最低限経費は稼げそうです。ちなみに国内販売台数は毎月30台前後で推移していますから、5つの営業所くらいならやっていけるようです。しかもメンテナンス部品も日本で広く商っている某有名ドイツブランドと共通のものが増えているようなので、修理も楽になるのかな? 各営業所が100人の顧客を抱えて、3年ごとに乗り換えさせれば、月に1台のオーダーになります。外国人の顧客なども含めれば5営業所合計で500人なんて楽勝でしょうし、メルセデス、ポルシェ、BMWが大衆化して魅力が薄れる中で、セレブのこのむブランドとして今後はシェアを伸ばすのではないかと予想されます。
誤解を恐れずにいうならば、同じGTカーブランドとして「アストンマーティン」と「BMW」「BMWアルピナ」は全く真逆の存在と言って良さそうです。
「BMWユーザーはアストンマーティンには手を出さない」
「アストンマーティンユーザーはBMWには興味はない」
「BMWユーザーはアストンマーティンを仲間だと思っている」
「アストンマーティンユーザーはBMWを全然別のクルマだと思っている」
つまり両ブランドは「水と油」です。
20年くらい前は、徹底的に本格志向(サーキット志向ロードカー)のアストンマーティンに対して、あくまで乗用車のお手本を貫くのが本質のBMWで「設計理念」がかなり違っていたのに、BMWの方がなぜか「速い」なんて悲しい現実がありました。しかし大資本のフォードグループの傘下で再建が進められ、一流のマテリアルを手にいれたアストンマーティンは、市販ロードカーの限界を超えるような強烈な性能を示すようになりました。
自然吸気のドライサンプエンジン(低重心)のアストンマーティンに対して、燃費にこだわって高回転を封印した新時代のBMWは、どちらもFR車とはいえさすがに「別の次元」になってしまったと言って良さそうです。BMWがたとえ他のエンジニアリングで優位を駆使したところで、エンジンパワーと燃費無視のレスポンスで絶対的な性能差をつけられてしまって、もはやその「序列」を変えることができなくなりました。そのままFR最速レベルになったアストンマーティンに対して、ポルシェのお買い物カーであるボクスターにも加速性能で見劣りするようになったBMW(しょうがないことですが)。
BMWに限らずメルセデス、ジャガーなどなど高性能な乗用車で名を馳せたブランドが、大衆ブランドからユーザーを掠め取る「セコイ商売」に転落したことで、これらのブランドはどうもクルマ好きが目指す「頂点のブランド」にはなりにくくなった気がします。手軽な国産スポーツカーで長年我慢して(スポーツカーなんて十分に贅沢だけど)、将来成功したら(宝くじでも当たったら)、どんなクルマを買うのか?もはやポルシェ、AMG、アルピナ、Mという時代じゃない!? フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、ロールスロイス、ベントレー、マセラティ、アストンマーティンの「英伊7大ラグジュアリー」に着地すれば・・・極めた!!って気分になれそう。なになに!?ブガティ?ケーニグセグ?パガーに?知らねーよ。
じゃあ3000万円あったら何買うよ?・・・488GTB、LP700、570は狭いかな? コンチネンタルGT、レイスはデカければいいってもんでもないなー。カリフォルニアT、グランカブリオは優雅で良さそう。けど最高にスマートなのは・・・DB11かヴァンキッシュSかも。匿名のブログっていいですねー!!幼稚園児みたいなノリの話ができる!!でも我々が住んでいる日本は、自由が保証されている資本主義社会ですから、1995年に24歳だったイーロン=マスクに起こったことと同じことが誰にでも起こりうるわけです。
たまたま作っていたサイトの利便性が広く認められて、その開発ソースが丸々300億円で買収されるなんてことも。そうしたら国税庁という名前のヤクザが半分の150億円を無条件で持ち去って行くかもしれませんけど、残ったお金で7ブランドを全て揃えることができますし、それぞれ200回乗り換えてもまだお金は残っているでしょう。でもDB11と日産シーマ(親乗せる用)とレクサスLC(買い物用)があればもう十分かな(笑)。
何が言いたいかというと、日本が「本当に」すべての人にチャンスが与えられている社会であるならば、本当にかっこいい「成功者のクルマ」も必要なんじゃないの。特に日本メーカーにはなかなか作れないようなクルマ・・・それこそが本当の意味での「輸入車」。このブログは「輸入車ブログ」と題しておきながら、日本メーカーでも十分にライバルモデルを仕立てられるような「偽・輸入車」ばかりを取り上げてきてしまったなー。これからは「本物の輸入車」だけを扱っていきます!!というつもりはないですけど、とりあえず日本で輝こうとしている「本物」のアストンマーティンにはウェルカムな賛辞を送るべきだなと思った次第です。
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