2017年2月15日水曜日

「ザ・ドイツ車」といえば!? ホンモノはこれだ!!

  「日本メーカーが日本市場の為に日本ファーストで作ったクルマ」の代表格が、クラウン、マークX、プレミオ、アルファード、ノア、シエンタといったトヨタ車と、ホンダ、日産が作る対抗のミニバン。ステップワゴン、フリード、セレナなど。どれも売れるべくして売れていて、やっぱり日本メーカーは優秀なんだなーと納得しつつも、輸入車が大好きな我々はそんな「日本スペシャル」を素通りして、あえて「ドイツ・スペシャル」を選ぶ!!「イタリア・スペシャル」「イギリス・スペシャル」はちょっと上級向けで難解だけど、「極限のドイツ」ならまだまだ探せるんじゃなかろーか!?

  やはりドイツといえば名門メルセデスですが、ドイツを象徴するような候補車と言えば・・・やっぱりアノ車か!?。ドイツブランドが今も「ドヤ顔」で世界に発信し続けるボデータイプといえばまず思いつくのがラグジュアリー・クーペ。最近では日産出身のCEOがアストンマーティンに就任したコネクションなのか、英国の名門ブランドのラグジュアリー・クーペにも参画、最近では話題のDB11などのエンジニアリングを支える存在になったというメルセデスのV8ターボと縦置きトランスミッション。「秘伝の味」という意味では文句なし!!です。・・・ということでまずは「メルセデス・SL」ですね。

  メルセデスの他のモデルはちょっとブレがありますね。Sクラスはマイバッハと共通設計になって「中国の金持ち」が好きそうなクルマになりましたし、Sクラスクーペも先代までの「メルセデスCL」が持つオーラが無くなっちゃいました。リアのデザインはちょっと・・・どころじゃないな。そしてCLSはそもそもの設計からして2000年頃の悪評高いメルセデスの「偽装」系の商売なのでスルーしましょう(そんなクルマは日本では認めねーぞ!!)。

  メルセデスSLを越えるくらいの「象徴・アイコン」が他のドイツブランドにはあるのか!?やはりドイツの豪気で闊達なエンジニアリングを体現するシリーズといえばBMWの「M5」でしょうか。個人的にはF39・M5こそがBMWの歴代最強車だと信じています。デザイン良し!!パワーユニット良し!!まさに「理想のスポーツセダン」。その後に続くE60、F10の2世代はやや「スーパースポーツ」の波に飲み込まれて「らしさ」を見失ってしまった感が・・・。もちろん走ればメチャクチャ速いし、操縦性も抜群なんですけども、残念ながらクルマ好きがカーライフの絶頂期にハイテンションで選ぶような優れた「商品性」が崩れてしまいました。バングル以降・・・?。5erのベース車が直4で売られるようになって、へなちょこユーザー向けに見えて仕方ない!?・・・それでも私はM5をまだまだ信じたいです。G30・M5に期待!!

  メルセデスかBMW・・・この「両雄」こそがやっぱり「ドイツ車」です。日本の排他的な市場にはオペルなんて寄り付かないし、ポルシェやアウディにしても導入されるモデルは限定的です。だから日本ではホンモノになかなか合えないのかも。もちろん右ハンドルの壁もあるでしょう。左にしかMTが用意されない!!なんてのはどうやら業界の常識になりつつあるようです。ドイツメーカーだけでなくてトヨタやホンダだって同じ状況だし・・・。各国でハンドル位置を左右どちらかに決める法改正が行われていて、右ハンドル受難の時代はこれからさらに本格化するとか。

  左ハンドル国では「メルセデスSL」に、右ハンドル国では「アストンマーティンDB11」に乗れ!!いやいやジャガーやアストンマーティンといった英国ラグジュアリーブランドも主戦場は北米なので「デフォルト」は左ハンドルで設計されているのだとか。もはや「イギリス市場の為のイギリス車」いわゆる「イギリススペシャル」はMINIか、ちっこいスポーツカー・メーカーでしか成り立たない幻想になっているのかも。何事も決めつけはよくないですけどね。

  右ハンドル国というマイノリティの狭い争いの中で、マツダがオーストラリアの輸入車ランキングを制したりしてますけども、日本車とドイツ車をフェアに比べるのは年々難しくなってきました。中国市場の売れ行きを見ても「メルケルの暗躍」とか言われています。話を元に戻すと、日本に入って来るモデルだけでは何も本質は解らない!!ってのが正直なところでしょうか。欧州で販売されているハイオク仕様のマツダスカイアクティブエンジンも日本にいてはその実力がわからない・・・。

  1300万円〜のメルセデスSL、1600万円〜のM5(あるいは1300万円〜のポルシェ911)でしか開陳されないドイツ車の懐。やっぱり敷居が高いなー(高過ぎるなー)。・・・やべーなんか「落とし所」があるだろうってダラダラと書いていますが、もう何にも無いです。(日本市場で買える)残りのドイツ車は、あくまで「ドイツ風味」か「ドイツメーカー企画」ってだけだな。そこそこいいクルマはあるよ。VWトゥアレグとかポルシェ・マカンとかさ。だけどどちらも「ドイツ風味」のアメ車でしかない。VWやポルシェである必然性が乏しいです。

  ゴルフ8はなんだか新型プリウスをリスペクトしたようなデザインのプロトモデルが流出していて、BMW3erと同じでもう「ドイツ風味」の日本車だね。3erと同じように燃費と乗り心地で勝負してくるんでしょうね。メルセデスのFFモデルなんてもはや「ドイツ風味」すらしないです。言葉が悪いけど右ハンドルはどれも「バッタもん」みたいなものだし・・・インドとかベトナムどかで売ってそうなクルマ。

  日本メーカーもドイツメーカーも「短期的な利益」を追い過ぎていて、諸元表を見るとどうも「気になる点」がいくつか出て来るモデルばかりになりました。300~400万円で「キズの無い」クルマを買おうというのは身勝手な意見かもしれないですが、ユーザーがある程度は決起してなんらかのリアクションを起こさないと、自動車カタログは下らないクルマで埋め尽くされてしまいますよ。「本物のドイツ車はSL、M5、911だけだ!!!」と声高に叫びたいですねー・・・アウディRS5のV8自然吸気で8250rpmという傑作エンジン車もあるけどね。BMWのM3/M4のとても頑張った高回転ターボユニットも魅力ですが・・・(ベース車が安普請なのがキズ)。

最新投稿まとめブログへのリンク

沢村慎太朗氏が白日に晒したドイツブランドの醜態!?
ドイツ車を選ぶ際にはぜひ参考にしてみて下さい。
↓第8巻「Sクラスの闇に迫る」

↓第9巻「メルセデスのFF車の劣悪度」「BMW・Mの不純さ」

↓第11巻「BMW3er(F30系)の欠落」
  

  

  

  

  

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