2016年6月15日水曜日

「日本車なんて恥ずかしい!!!」という人々の選択。

  常見陽平というコラムニストがいます。世の中で起こる問題を独自の視点で語るお仕事を、コメンテーターというのかコラムニストというのかその区別がよくわかりませんが、「デフレが・・・」「学歴社会が・・・」とか俗なイヤらしいことを語る稼業の人です。ちょっと面白いのが、自ら「若き老害」(単なるKY?)と称していてわざと痛いキャラを演じていらっしゃいます(キャラ設定は絶対必要ですよね)。

  その「痛いキャラ自演」の常見さんの一つの持ちネタが「俺はクルマが大好き!」ってヤツです。本物のクルマ好きにとっては、なんだか思いっきりバカにされているようで少々ムカつきます。彼の自演キャラは「コテコテの老害」ですから、そのコテコテの保守的志向で、若いけどクルマが大好きなんですぅ〜(僕ヘンでしょ!?)・・・はぁ?。さらに「イケメン中年はクルマ移動が基本!!!」だとかヌカしやがります。毎日クルマ乗っていることをアピールしてまで変態アピール・・・、ここまでくればもう筋金入りの「痛キャラ」です(さすがプロのキャラ設定)。直近のお仕事は大学の先生らしいので、ただ単に毎日クルマで通勤してるだけでは!?大学のキャンパスは結構不便な場所に作られていて、学生がバスに乗ってドカドカやってくるなんて所も多いですからね〜。

  この「自演・痛キャラ」で目障りなオッサンが、4年前にとある大手メディアに寄稿したクルマに関するコラムはなかなか衝撃的で今でも忘れられないです。内容はストレートに「日本車なんてダサい!!!とても恥ずかしくて乗れない!!!」・・・私も4年前(2012年)はまだまだブログなど書いてませんから、クルマに対する考え方は今ほどはハッキリしてなくて、当時はプジョーのクーペ407などに憧れましたね・・・。ただしこの常見氏の記事を読んで突如として体中に虫酸が走ったのを覚えています。失礼ですけども「なんだコイツ???やたらとダサいオッサンだな」と。一体どこの大学出身だよ?あーあそこか・・・確かにダサいヤツが多い大学だよ。この大学出身のリアルな知り合いは余裕で10人以上いますが、みんな不思議とダサい・・・。(大学の件は余計ですね)

  別にこんな考えのアラフォーなんていくらでもいるわけで、何も珍しくないですし、ネットの掲示板には「輸入車に乗れないヤツは負け組!!!」とかいう書き込みもあったりするわけですけどね。それにしても、著名なライターがまともなサイトの寄稿で「日本車ダサい!!!」と本気モードで書いてるとは〜(自演ですけど)!!!こんなワケわかんねーヤツと同じに括られて堪るか!!!そんなゲロゲロな嫌悪感もあった!?のか、この2012年にクルマを買う予定だった私は、急遽日本車でもいいかな〜・・・と思いはじめて片っ端から試乗に行きましたよ。

  そうしたらリストアップした日本車を試したところ、どれも予想以上にいいわけですよ!!!スカイラインクーペ、カムリHV、アテンザ(先代)もとってもいい感じなんですねー(プジョー407より良かったかも!?)。常見さんは日本車デザインを全否定してましたけども、この3台はデザインもとっても良かったですよ〜。つーかこのオッサンがあんな記事を書かなかったら、このブログも存在しなかったのかも!?

  まあそれはさておき、自称「クルマ好き」の常見さん。輸入車しか乗らない宣言をしている中で、今度のクルマはBMW218iになさったそうですよー。・・・まあ523iとか乗るよりは断然に好感が持てますけども、え?BMW2erアクティブツアラーですよね?これはデザインにこだわりがある「痛いオッサン」的にはカッコいいのですか???(クルマまで自演の道具か!?) ちょっと失礼かもしれないですが「クルマ好き」というより「輸入ブランド好き」なんじゃねーの!? なんといっても「日本車に乗るくらいならクルマなんて要らない!!!」くらいの脅迫観念を十字架として背負ってますからね・・・。有名人ですからあれだけ書いておいて、今さらに日本車ディーラーに行くわけにもいかないでしょうし・・・。

  「日本車なんて絶対乗らない!!!買いたい気分にさせてくれない!!!」とかムキになって言う人ってのは、そもそも日本車と競合するくらいの価格帯の輸入車を買う事が前提なんだと思いますよ。「AMGかベントレー」と決めている人はわざわざそんな事は言う必要ないですし・・・。常見さんにとってちょっと辛いのが、廉価の輸入ブランドがどんどん駆逐されていることですね・・・フォードの撤退は痛い。けれども逆に考えると、バブル世代がクルマを買い続ける限りは、200~300万円台の輸入ブランド車にもそこそこのニーズが保証されているとも言えます。PSAやルノーもまだまだ日本で頑張れるのかも!?

  しっかし日本メーカーもその辺はすっかりマーケティングが済んでいるようで、トヨタは「プリウス」のブランド化によって頑迷なバブル世代を上手く懐柔しつつあるようです。トヨタの戦略は・・・①ちょっと高めの金額 ②セレブ感を感じさせるコンテンポラリーなデザイン ③環境性能のアピール ですが、最近のトヨタのモデルにはこれらが見事に集約されていますね。バブル世代にモノを売り込むならまずは「値段」・・・(評論家見ていても全くモノの価値がわからない世代ですから、「値段」と「広告」だけでジャンジャン売れます。その良いお手本がVWゴルフでしたね・・・問題があったようで最近やっと値下げしましたけど。

  あとはやっぱり「限定モデル」ですかね・・・。若い世代から見れば「限定モデル」なんて商業主義にやられちゃったダサダサ感が漂うので絶対に買いたくないのですけども。不思議にバブル世代には大人気なんですよねー。バブル世代ってやっぱりバカなの!?それにしてもスバルやホンダの「限定商法」はお見事です・・・S207もtypeRももはやフェラーリやランボルギーニのような「幻」の存在になってます。

  まだまだバブル世代が元気な間に、日本で頑張っている輸入ブランドにはたくさんクルマを売って欲しいと思いますし、日本に新たに参入あるいは復帰するブランドがあってもいいんじゃないですか!?オペル、ビュイック、ダッジ(最近は小型車もやってます!)などなど300万円くらいで展開できるブランドには十分に商機があるはず!!!ほかにも「クルマ好き」な常見さんが泣いて喜びそうな日本未上陸の輸入ブランドがあるんですよ!!!冗談抜きで並行輸入で日本に持ってくれば人気になりそうなくらいなので紹介します。

①ラクスジェン・・・グローバル7シーターが評判らしい。この牧歌的でシトロエンみたいなピープルムーバーが200万円台なら日本でも売れるはず。フロントの「L」マークが輝きますね!!!BMWやメルセデスと同じ三菱製直噴ターボですよ!!!
動画リンク「ラクスジェンのピープルムーバー」

②ジェネシス・・・みなさんご存知!?世界が注目する新興プレミアムブランドですよー!!!レクサスがライバルだそうですが、LC500相手にやる気十分ですね!!!
動画リンク
「ジェネシスのラグジュアリークーペ(コンセプト)」

③ヒンドゥスタン・・・これは個人的にはガチです!!!絶対に日本でも売れるはず!!!もう一目惚れレベルにデザインが美しい!!!欲しいーーーー!!!これは反則だ・・・1991年式ソアラよりもモテるよ。
動画リンク
「ヒンドゥスタンのレトロヒューチャーなセダン」


  
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